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「殴った方だって痛いんだぞ。」


2014年5月31日 04:16  投稿者 : 理事 コメント 2件

全然好きじゃないけど、

時たま怪談を聞きます。

基本的に「怖いものは全部怖い」人なんですが、

恐いもの見たさなのか、

気が向いた時にぽつぽつと聞きます。

最近、

怪談の「危害を加えて来る系」に違和感を感じ始めていて。

危害の加え方で多いのは

「死ぬ」か「気が狂う」 なんですが、

何でそんな事するのん?

鬼一口みたいな「食う為に殺す」は判る。

でも多くは何となく死ぬじゃない?

何も奪われず、魂が抜かれただけみたいな死に方。

殺した方は何の得があるの?

「怨み晴らさでおくべきか系」にしても、

幽霊=死んでる状態、

で相手も同じ状態にして、

恨みはらせたのか?

そもそも幽霊的に「死」って嫌な事なの?どーなの?

「狂う」はもっと意味分からん。

「はい、呪いで狂わせました!」

・・・で!何?

狂ったのは不幸なのか?

周りが不幸なだけで本人は不幸なのか?

こんな話がある。

親子が車で山道を走っていると、

正面から化け物的な物がやって来る。

逃げようとして逃げ切れなくて、

化け物が車に引っ付いて子供を見てる。

化け物が消えると子供が「はいれた、はいれた、はいれた・・・」って言い出して気が狂う。

現在、子供は寺に預けているが気が狂ったまま。

という話。

化け物、得してない!

山を自由に闊歩していたであろう化け物。

ノリノリで子供に入ったあと、

寺と言う閉鎖空間で、毎日坊主に追い出す為の嫌がらせを受ける。

いいのか、それで!?

「この山で一番自由なヤツが山賊王だ!」と思ってたんじゃないのか?

誰も得してないんだよなぁ。

幽霊や化け物の気持ちになって考えると、

やってる事が意味不明。

「化け物だからいいんだ。」「そういうものだからいいんだ。」って言うんだろうが、

うーん。

書き物する身には気持ちが悪いんだよなぁ・・・。



コメント

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コメント


おーじ
2014年6月1日 16:41

きっと順番が逆なんですよー

幽霊に遭遇した→不可解な不幸があった
ではなく
不可解な不幸があった→原因わかんないしお化けの仕業じゃね!?
って感じですか。

神隠しとか民間伝承、童話とかにもよくみられる奴ですね。
理解できない事や、現時点で解明不可能な事を、理解できない物のせいにする。
そうする事で何と無く腑に落ちる気がする。
一種の安全装置みたいなもんです。

なんで、こういった話の主人公は不幸になった当事者でもなく、不幸の原因である化け物でもなく、身近な人に降りかかった理解不能な不幸に不安になる周りの人々な訳ですなー。

と、マジレス


木下
2014年6月3日 03:55

おーじさん>意味不明な不幸→怪奇!な訳ですな。そして意味不明な幸福→神様!→宗教!と。
怪奇にするにしても、もう少し理解しやすい形にして欲しいんすよ。
ババア「足が無い幽霊に足を奪われたのじゃぁ!」なら理解出来るんだけど。
ババア「ノコギリ様に足を奪われたのじゃぁ!」では理解しがたい。そんな物どうするんだ?ノコギリ様。
最近はそんな良く判らん怪談が多い。
「理解出来ない事が怖い」と言うパターンも判るんだけどねぇ。